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SETTEN No.1 : ウィキペディア日本語版
SETTEN No.1[せってんなんばーわん]

SETTEN No.1(せってんナンバーワン)とは、株式会社熱研 が開発したダイヤモンドカーボンナノ粒子を用いた接点導通改質剤(接点復活剤)。
当初は(株)熱研 が販売していたが、2013年時点では株式会社クリプトンが販売している。東洋ドライルーブ株式会社も「ナノカーボン」という名称で販売しているが同じものであり、音響製品向けとそれ以外のPC関連・自動車用品・家電製品向けで販売ルートを分けたことによる〔SETTEN No.1が小型になって「ナノカーボン」として再デビュー (2001年7月20日 AKIBA PC Hotline!)〕。
== 概要 ==
導通性のある直径約15ナノメートルのクラスターダイヤモンド(カーボン・コーテッド・ダイヤ)微粒子を深海鮫の肝油から精製されたスクワランオイルに混ぜて分散させたものである。
電気製品の導通接点表面はナノメートル単位の凹凸となっており、ミクロ的には導通接触部分は点接触であり、そのままの状態では導通不良に陥りやすいが、SETTEN No.1を塗布することにより、接触部の凹面にカーボン微粒子が入り込んで面接触の状態にして導通改善を行う。スクワランオイルは接触部を洗浄・保護する効果がある。したがって、従来のクリーニング効果のみを目的とした接点復活剤とは性質が異なる。
カーボン微粒子は高硬度で耐摩耗性に優れ、それ自身が固体潤滑剤の役割もある。また、スクワランオイルは経年変化が少なく、生物由来のため安全性が高く、金属やプラスチックを侵食することも無いと謳っている〔ただし、ゴム類は膨張するなど侵されることがある。〕。
使用時はカーボン微粒子が沈殿し、オイルと分離している場合があるため撹拌してから用いる。ごく少量でAV機器のあらゆる端子を含む全ての電気接点で導通改質効果が得られるが、塗布のしすぎは逆効果となる〔http://www.drilube.co.jp/common/pdf/nano_u.pdf〕。通常の接点復活材では用途として不適当とされるボリューム・アッテネーターに用いることもできる。
1998年ごろから、おもに音響機器用途として「'' CARBON-DIATONIC "SETTEN" No.1 ''」として発売されている。当初はマニキュアのような容器に5ml入りのみだった。1999年オーディオ銘機賞(音元出版主催)受賞。のちにカーボン微粒子を8倍増量した「''"SETTEN" PRO''」を発売している。
1999年以降、自作パソコンにおけるオーバークロックなどの改善用途として注目されるようになった〔塗るだけで性能や画質がアップする謎の液体?「SETTEN No.1」 (1999年12月21日 AKIBA PC Hotline!)〕。2001年に東洋ドライルーブがスティック容器入り0.2ml容量で「ナノカーボン」として発売している〔ASCII.jp:“普及版SETTEN No.1”「ナノカーボンPC」が1000円程度で登場 (2001年7月18日)〕。
類似製品として、ACOUSTIC REVIVEの導通向上クリーナー「ECI-100」が存在するが、クラスターダイヤモンドを用いた接点導通改質効果はSETTEN No.1と同様であるものの、スクアランオイルの代わりに さらに分散性に優れたハイテクオイルを使用している改良製品である〔【オーディオアクセサリー147号情報】年末年始はAA誌で端子クリーニング!アコリバの導通向上クリーナーをレポート - Phile-web (2012年12月25日 株式会社音元出版)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「SETTEN No.1」の詳細全文を読む




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